弔事のマナー・基礎知識

不幸の知らせは突然届くもの。
あわてず、きちんと対応できるように、覚えておきたい基礎知識をご紹介します。

manner 1

知人が亡くなったとの知らせを受けましたが、遠方のため通夜や葬儀に参列できません。どうしたらよいですか?

参列できない場合は不祝儀袋に香典を入れ、故人の自宅へ現金書留で郵送するとよいでしょう。その際、伺えずに申し訳ない気持ちやお悔やみ、遺族への励ましの言葉を一筆添える心遣いが大切です。 また、近くに参列する人がいれば、香典を託しても構いません。

manner 2

密葬だからと参列を断られた場合、お悔やみはどうしたらいいですか?

遺族に意向に従い、何もしないことが一番です。決して失礼にはなりません。お悔やみの気持ちをどうしても伝えたい場合は、四十九日や一周忌などのタイミングで手紙を送ったり、遺族の都合が確認できれば、線香や果物などお供えを持参して弔問します。

manner 3

「ご厚志ご辞退」「供物・供花ご辞退」とある場合の正しい対応は?

「ご厚志ご辞退」は香典、供花、供物をすべてお断りします、という遺族の意思です。「供物・供花ご辞退」は供物と供花は断り、香典は受け取ることを意味します。弔事では遺族の意向に従うのが一番のマナー。その通りの対応をしましょう。

manner 4

一般的なお焼香の仕方を教えて下さい。

立ったまま行う「立礼焼香」の場合、遺族、僧侶の順に一礼をし、合掌してから焼香を。再び合掌して僧侶、遺族の順に一礼するのが流れです。焼香は粉末状の抹香をつまみ、目の高さまで持ち上げて香炉に落とします。回数は宗派によりますが、故人が安らかに眠れるように心を込めて1回行うだけでも十分です。

manner 5

お香典の基本ルールを教えて下さい。

お香典の用意は、大人になるほど人には聞きにくいものです。あらためて基本ルールをおさらいしましょう。

1. 金額の目安

故人や遺族との関係にもよりますが、一般的には5,000円~10,000円が目安とされています。家族・親族はもちろん、目上の方や恩師などお世話になった方、親しい間柄の人がなくなった場合は多めに用意しましょう。

2. 使用するお札

昔は新札が手に入りにくかったため、予め用意していたようで失礼だとされていました。あえて新札を用意する必要はありませんが、ひどく汚れた古いお札はかえって失礼です。手持ちの一番きれいなお札を包みましょう。

故人との関係 金額の目安
両親は兄弟姉妹 3~10万円
親戚 1~2万円
仕事の関係者 5,000~10,000円
友人・知人 3,000~5,000円
隣近所 2,000円~

※上記は一般的な例です。

3. 連名で香典を出す場合の名前の記載

3名以下の場合は、全員の氏名を目上の人から順に右から列記し、中央揃えにします。4名以上の場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左に他○名を添え書きして、全員の氏名と住所を書いた紙を同封します。

4. 宗教がわからない場合の不祝儀袋の選択

白無地の不祝儀袋を使います。二度と繰り返してほしくないことなので、「結び切り」の水引をかけたものを選んでください。
「御霊前」と書かれていれば問題なく、表書きや名前を書く場合は、薄墨を使います。

5. ふくさの使い方

本来、袱紗(ふくさ)は贈り物に掛けたり、包んだりする布のことですが、現代では祝儀袋・不祝儀袋を包むものとして使われています。
「大切に持ってまいりました」という意思表示でもあり、実際に袋が折れたり汚れたりするのを防ぐものでもありますから、香典はふくさに包んで持参するのがマナーです。 ふくさがない場合でも、白や黒の大判のハンカチで代用するなどして、裸で出すのはやめましょう。
小風呂敷タイプのふくさは、祝儀と不祝儀で包み方が違います。
不祝儀の場合は、中央に袋を置いたら、右→下→上→左の順にたたみます。 小風呂敷タイプに慣れない場合は、金封ふくさが使いやすいでしょう。 色は、慶弔両方に使える紫が便利。弔事には、紺やグレーも使えます。

6. 通夜と告別式、両方に参列する場合のお香典を渡すタイミング

通夜のときに渡し、告別式のときは受付で「通夜に参りましたので、記帳だけいたします」と伝えるとスムーズです。ただし、規則ではないので、基本的にはどちらで渡しても失礼にはなりません。

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